おぎひろしの自動車遍歴番外編② マツダ6

ひろしと渚にまつわるエトセトラ

 

ひろしです

ここ南国の広東省では今日も雷雲。。毎日定期的に土砂降りとなり洗車する気にもなりません。日本も異常気象が続いているようですが温暖化の影響なのか。。皆様もお身体にはお気を付けください。

 

さて昔から機械いじりが大好きな息子が、僕には勉強が合わんと高卒で働き始めてはや3年。。貯金も貯まって来たのでそろそろ車が買いたいと言い出しました。

 

思春期の頃は余りひろしに話しかけなかった息子ではありますが車に興味を持ちだすと車がやはり大好きなひろしと色々話がしたいよう。積極的にディーラーに行くのに付き合ってくれと言ってくる。

 

頼られるとやはり嬉しいのは父親の常。ここはひとつ先達の力を見せねばなるまいて。。(*’▽’)

 

まあとは言うものの今回は息子が自分のお金で買うので彼の意見を尊重して情報やスペックに基づいたアドバイスはするもののあくまで聞かれたら答えるに留めて試乗でも自分の感想を述べるだけにしようと思った次第。

 

当初息子はシビックのハッチバックにほぼ決めていたよう。早速ホンダのディーラーに出かけて試乗としゃれ込む。。ちなみにこちらではディーラーの事を4S店と言います。

 

4Sの「S」は車両の販売(Sale)、部品(Sparepart)、アフターサービス(Service)、情報フィードバック(Survey)のことらしいが恐らくこの意味を知ってる中国人は殆どいないと思われる。ちなみにひろしもサービスとセールスくらいは予想していたが他の2つはさっき調べて知りますた。。

 

さてホンダ4S店に来た所、なんだかSUVが結構展示してある。。日本ではホンダと言えば軽とミニバンのイメージが結構強いと思われるが中国では海外専用の中型SUVも結構売れているようだ。

 

その中でもUX-Vって車が目立っててカッコイイですな。奥様もほお!っと感心している。基本ドイツ御三家が大好きな奥様もこれはちょっと欲しいかも。。などと言っている。

 

中を覗いてみると運転席も後部座席も豪華な上に広い!7人乗りにもできそうなサイズを敢えて5人乗りにしてるようで後部座席の居住性も限りなく広い。しかし斜めってる後方デザインの為トランクはそれほどでかくないようだ。

 

ちなみに東風ホンダがUR-V、広汽ホンダがアヴァンシアとメーカー系列で名前とデザインが少し変わっている。ぴろしはUR-Vのフロントマスクが好み。

こちらUR-V。なかなか精悍な感じのマスクが素敵。。写真は東風ホンダ様HPより。

こちらはアバンシア。やや上品目に振ったか?斜めになってる後方がわかるかな?写真は広汽本田様HPより。

エンジンは共通で2リッター直噴ターボ+9速ATの「370ターボ」と1.5リッター直噴ターボ+CVTの「240ターボ」が設定されており、370ターボには4WDもある。一番高いグレードは500万を超えるのであった。。ちなみに370ターボは272馬力、トルクは37.7kgとなかなかのパワーである。。( ;∀;)

 

まあSUVはさておき、本命のシビックハッチバックである。早速色々な所を見てみる。デザインはかなり若向きで良い感じがする。息子も相当気に入っているようだ。トランクもめっちゃ広い。。これはかなり高ポイント。。(*’▽’)

 

ディーラーで写真を撮ったがぴろしがことごとく写り込んでしまっていたので前に撮っていた写真で勘弁して下さい。。(*’▽’)\”

 

さて試乗に出てみよう。うーん。。まあこんなものなのかな?EK9やインテRの痺れるフィーリングを知ってる身としては1.5リッターダウンサイジングターボのエンジンでシビックでござい!と言われてもちょっとピンと来ないが昨今の時流から行くとこれが本命なのか。。息子氏は満足気なので特に何も言うまい。。

 

試乗が終わって商談に入る。セールスのお姉さんは見たところ27,8くらいの化粧っ気の余りないひっつめ髪のOL風で割とひろし好みである。おっぱいはなかなかのサイズで地味目な外観に反比例な所が良い感じであるが若い息子は年上には全く興味が無いようだ。

 

ひろしはおっぱいに気を取られて値段の事は忘れたが最上級グレードのフルオプションでおおよそ18万元(270万円)くらいで息子氏の予算内のようで大変満足気である。

 

ほとんど不満点も無くこれは今にもサインをするかと思いきや一晩考えるとの事でひろしに似ずなかなか慎重な男である。

 

さて一旦帰った所でどうするのかと思ったら日を改めてマツダも見たいとの事である。どうやら車好きの奥様の義弟から最近のマツダもかなりいいぞとアドバイスを貰ったらしい。

 

奥様は最初に買ったマツダファミリアがトラブル続きだったのでマツダには良い印象を持っていなかったようだがとりあえず見るだけタダだとばかりに週末にマツダディーラーに出かけてみる。

 

さてマツダ6(アテンザ)である。ひろしも初めてじっくりと見てみたがこれは良い!デザインも秀逸である。色はディープクリスタルブルーマイカとなんとなくクリスタルみたいなネーミングであるが要は濃紺で光の加減で他の色にも見える。内装もシックにまとまっており息子と奥様はすっかりお気に入りのようである。

 

タイヤはなんと225/45の19インチでガンメタリック塗装である。むう。。ひろしのレクサスES250は元々17インチだったのを18にインチアップしているが純正で19インチときたか。。

 

エンジンは2.5リッター4気筒、出力190ps、トルクは25.7kgf・mとジェントルであるがレクサスの178ps、トルク23.5kgf・mに比べると力強い。ちなみにレクサスでは出力を公表していないので同型のエンジンのカムリの出力から参考にしている。

 

さて試乗である。乗り味であるが何と言うか19インチのせいなのかスカイアクティブシステムの賜物か、良い意味で野球グランドのコンクリートローラーに乗ってるしっかり感がある。ディーラーも走りに自信があるのか車の余り走って無い工場の造成地に案内する。ここで踏み込んでみろと言う訳だ。

 

踏み込みつつ広い直線でロールをさせてみる。機敏なコンクリートローラーに乗ってる感じである。コーナーに突っ込んでみてもラインを綺麗にトレースする。2.5リッターのFFでありながら頭の重い感じが無い。パドルシフトのレスポンスもかなり機敏である。うーん。。これはええんじゃないの。。( ;∀;)

 

息子氏も運転してみてめっちゃ気に入ったようである。まあ1.5ターボと2.5NAの質感、車格では比べる方が間違ってるとしか言いようは無いが良いモノを味わってしまったらもう戻れないのは人間の性であるゆえ致し方あるまい。。(笑)

 

さて試乗も終わり商談である。こちらはかなり苦戦している。それはそうだ。シビックで予算ぎりぎりからさらに80万以上高いのだ。さらに息子氏の気に入ってるオーラがディーラーの値引きに影響を及ぼす。

 

ここはひとつ、父親の権威を見せねばなるまい!と下手な中国語で交渉を始めようとしたらさっきまで上品な奥方を装っていた奥様がセールスマンに一言。

 

能書きは良いから黙って80万引きなさい。引いたらこの場でサインするし引かなきゃレクサスのES200にするわ!あっちも同じ値段出してるのよ!」

「え、そうなの!?いつのまに??( ;∀;) 」※ここ日本語

「バカね!そんなの出まかせに決まってるじゃない!あんたはすっこんでなさい!」※ここも日本語

「えー!?80万ですか。。て、店長に聞いて来ます。。」

「早く聞いてらっしゃい!タイムイズマネーよ!」

「聞いて来ました。。あの。。ワンプライスでやってるんで内緒で30万しか引けないって。。」

「私の辞書にはワンプライスなんて無いわよ!店長呼んでらっしゃい!」

「もう一度行ってきます。。( ;∀;)」

「あの。。ワンプライス+アルファで35万まで。。( ;∀;) 」

「私の辞書には+アルファは無いのよ!あんたシンガポールが陥落する時に降伏条件を渋るイギリス軍に山下大将がなんて言ったか知ってんの!!?? イェス オア ノーよ!いっぺんマーライオンでも舐めてみる!!??」

「もう一度行ってきます。。( ;∀;)」

「あの。。店長が41,5万まで。。ほんとこれでオネシャス!あと他の人にも絶対内緒で。。( ;∀;)」

「そう。。私だって商売人の端くれ。。あんた達の心意気受け取ったわ。。今日の所はそれでサインしましょ。でもお客紹介したらちゃんとお礼忘れないでね。」

「はい。。じゃあお会計はあちらでオネシャス。。( ;∀;)」

「あなた!息子!行くわよ!あ、足が出た分は貴方払いですからね!こんな時くらい役に立ったんさい!」

「へい。。( ;∀;) 」

30万ほど取られました。。まあしゃあない。。( ;∀;) お支払いはあちらと。。

簡体中国語。。日本語では結算ですな。。( ;∀;)

さてお支払いも終わり、中国ディーラー名物金の玉割り。。( ;∀;)

 

さあ!あっち行って金玉。。もとい景品の金の玉子割るわよ!100インチくらいのテレビ用意してあるんでしょうね?ナニ?最高で中国製品の全自動洗濯機なの!? せこいわね!中国でトップを狙うんだったら景品でベンツくらい用意しなさいよ!なに?そんなの無理!?やっぱりマツダは貧乏よねえ。。まあ良いわ。。で!?どれの中に一番の賞品入ってるの?教えなさいよ!ナニ教えられない??あんた外れがでたらぶっ飛ばすわよ!?とは奥様の弁。。( ;∀;)

戦い終わって兵どもが夢の跡。。ちなみにあまりに強く叩き過ぎて木槌の頭が飛んで行きますた。。

こんなん出ました。。(*’▽’)\”

果汁机。。果汁の机で勉強をする訳ではなく「机」は機械の「機」の簡体字。。つまりジューサーミキサーですな。。ちなみにこんなの貰ってもひろしの掃除が大変になるだけなんでヘッドフォンやらUSBやらの息子向け電子製品詰め合わせに変更して貰いました。。(*’▽’)

 

さてと。。中国では納車は大体一週間後とめっちゃ速い。。その訳は売れ筋の在庫を抱えてるからなんですね。ディーラーの上が車のモータープールになってます。仮ナンバー(3か月有効)を発行してとりあえず乗って楽しんで貰い本ナンバーはだいたい1~2週間後くらいに取れる。と言うわけで速攻納車。。(笑)

ソニーα7sならではの美しい諧調とボケをご堪能下さい。。(*’▽’)

この後爆竹も鳴らしてくれましたが撮り損ねました。。( ;∀;) 奥様と息子氏による除幕式。。(笑)

 

ところで仮ナンバーでは普通に走れるもののナンバーをカメラで読み取る方式の駐車場には入れない。。息子氏泣く泣く本ナンバーが来るまでひろしの車と取り換える羽目に。。

 

通勤で500kmほど走ったひろしのインプレッションをお送りします。

 

良い所!(*’▽’)b

★やっぱ6年間の車の進化は良いなって感じ。特に足回り。朝の通勤では3車線4車線の信号待ちで空いてるレーン目指して200メーターくらい手前からブレーキングしながらの車線変更となるんだけどこう、車体が微動だにブレずにライン取りができるって感じ。。

★パドルシフトの反応が早い!マニュアル感が楽しい!

★エンジンの気持ち良い音が適度に車内に入ってくる。これはわざと入ってくるようにしてるらしい。気分がアゲアゲ!

★車体剛性感が有って走りがぶれない感じ!このフィール好きだな。

★ガラスに車速と左右から追い上げてくる車がある場合警告してくれる。これは便利!左右のサイドミラーにも赤色で警告ランプが付くよ!(*’▽’)

 

さて走りに関してはケチのつけようが無いものの、内装・電装に関してはやや問題ありかな。。( ;∀;)

 

悪い所!( ゚д゚)クワッ

★グローブボックスが緩いのか一定の回転数でビビり音が発生する。締めたらなおるのかな??( ;∀;)

★シートに温風と冷風が出るオプションを付けたが音がうるさ過ぎ。。ひょ~ひょ~とまるで屋上で身投げ待ちの時のような風切り音がするぞこれ!風量が3段階あるけど一番弱いのでもかなりうるさい。。まあ効果はあるんだけどね。。( ;∀;)

 

★これ一番問題!エンジンを切るとサイドミラーと空いてるウィンドウが全部閉まるんだけど左後ろのウィンドウだけ閉まらん!マツダ相変わらず電装系弱いな!そういうとこやぞ!てかちゃんと出荷検査してるんか??( ;∀;)b

★動画を運転中に再生すると数十分毎に再生が停止されてリセットされる。。これは仕様なんかバグなんか??( ;∀;)

★なぜか燃料関係の表示が3つもある。。そんなに必要じゃないだろそれ。。( ;∀;)

★そしてウィンカーの表示が遠すぎる。。紫の所にあれば良かったのに。。( ;∀;)

 

 

まあ色々書きましたが走りに関してはさすがマツダってとこですかね。。気に入ってます、息子の車だけど。。てか色々調べてたら2年後にFR直6の3リッターのアテンザを出す気なのマツダ!

 

やだ欲しいじゃん。。!インフィニティQ50といい勝負じゃないのかな。。( ;∀;)

 

やっぱFRが良いよね、セダンは。。(*’▽’)b

 

それではみなさん、さよなら、さよなら、さようなら~(*’▽’)(*’▽’)