ひろしです。
前回購入した初の愛車、RX-7君は今日も絶好調!と言い切れるほどマツダの中古は甘くありません。この頃のマツダは電装関係に難があり割とマイナートラブルが多かったです。ひろしの家からディーラーまでは10分も掛からない事もあり、またオイル交換も5000km毎にしていた為、Fさんに電話して手の空いている時間を狙って点検がてら、遊びに行くような感じになっておりました。
そんなある日のこと、次の魔の手がひろしに忍び寄って参りました。。この店の前を通って通勤してくる同僚が仕事前にお茶を飲んでたひろしに話しかけて来たのです。。
「ひろしさあ、朝通って来る時に展示場に面白い車置いてあったぞ」
「え?まじ?何なん?」※注 このころにはひろしは埼玉弁を流ちょうに操りだしていた。。
「セブンのカブリオレ、黒」
「えー、マジで?? ひろしも実物見た事ないや」
「昼休みでも行ってみる?」
「おー行く行く!」
このディーラーは会社からも10分も掛からない所にあるんですよ。。
「これこれ」
「うお!カッコいい何これ!」
「あ、ひろしさんいらっしゃい。何カブリオレ見に来たーん?」
「初めて見たけど凄いねこれ、かっこいいー。どっから仕入れたん?」
「あー、うちのお客さんなんですけど、お子さん生まれたんで2シーターじゃだめだって言うんでファミリアに買い換えたんですよ。その下取り車ですよ。」
「へー。あー内装も本革で豪華だわー」
「良いでしょ。ワンオーナー車で大事にしてたしうちの店でずーっと点検もされてたから履歴もちゃんと有りますよ~」
「ほおほお。。あ、だけどATなんだ?」
「あーひろしさん、分かってませんねえ。。こういう車はATでのんびり流すのが絵になるんですよー(笑)」
「あとね、ロータリーは低速がスカスカでしょう。。だからATは意外に相性が良いんですよー(笑)」
「そうなんだ。。」
横でにやにやしている同僚。。
「ひろしさー、この車気に入ったんじゃねーん?」
「えーでもお前が先に見つけたんじゃん?」
「いや、おれはスカイライン買ったばっかだし、いいわ。譲るよ。。」※アートフォースのCMでおなじみ?のR32 GTS-T タイプMです。。
出典先:http://type-m.up.seesaa.net
横でにやにやしているFさん。
「ひろしさん、欲しいんだ、この車(笑)」
「むむ。。まあ。。良いよね、これ。。( ;∀;) 」
「ひろしさんのRX-7もこちらでずーっと点検してるし、大事に乗ってるから下取りいい値出しますよ?」
「まじで?」
「それにこのカブリオレ入ったばっかだから、下取り価格にちょっと乗せればひろしさんなら売っても大丈夫だし。。」
「。。。。いくらくらいかな。。。?? ( ;∀;) 」
「こんなもんでどうでしょ?」
「うお!? 買った!( ;∀;) 」
と言うわけで朝、話を聞いて昼休みには買ってしまいまひた。。何故に認印を持っていたのかは未だに全くもって謎です。。
さてカブリオレでございますが、ちょうど良い写真がありませぬ。。この頃ひろし全然写真に興味なかったしね。。ほろを閉めた状態ではコルベットに非常に似ていてカッコ良かったです。走りについては、まあこんな車ですので雰囲気重視です。
※いちおうひろしの車のイメージに近いHPを見つけましたがトヨタさん直系なのでリンクを貼るのも憚られますのでご興味のあるかたは下記でググって見て下さいませ。。
マツダ・サバンナRX-7カブリオレ(FC3C型) – GAZOO.com
実際走らせてみるとノーマルボディの屋根を切ってしまっているのでボディのサイドで強化しているとは言え山道ではやはりぐにゃり感が漂いまする。。ブレーキも増えた車重のせいなのか、ATのトルクに引きずられているのか、効きが甘い感じ。。前の車と同じ感覚でコーナーに突っ込んで行くと死ぬねこれは。。(笑)
ついでに買った翌週の日曜日に例によって会社のみんなと赤城に走りに行って帰りに関越の中里PAまで結構回して走っていたらPAに停めた途端に車の全体からうす黒い煙がモクモクと上がって一時PAを騒然とさせてしまいました!燃えなかったけど。。
帰りにFさんとこ寄ってその話をしたら。。
「あー前のオーナーが大事にし過ぎて余り回してなくてカーボンが溜まってたんですよ、きっと。これで全部カーボン燃えちゃったんでこれから調子が良くなりますよ、回りますよー?回してあげて下さい!あはは。 あ、ブレーキには気を付けてね。」
その通りで回るようになりますた。。マツダ恐るべし! ( ;∀;)
この車は柔らかいソフトトップで電動格納式、余り良い事では無いでしょうが15km位までなら走りながらでも開閉できました。冬にコートを着込んでオープンにして夜空を見ながらのドライブは最高でした。良く秩父の三峯まで夜中走りに行きましたね。相変わらず彼女はいませんでしたけど。。
ちなみにオープンの宿命なのか、雨漏りは結構盛大でした。。一回シールを総とっかえしたんですけど、だめでしたね。。ちょうどルームライトの所に水が溜まって灯りを点けると雨水がゆらーりゆらりとそれはそれは大変風流なものでございました。。
本革シートになっているのは贅沢の為では無く、ワックスを掛けているので水が沁み込まないからなんですねー。。濡れても拭けばすぐ座れるという訳ですよ。。実は昔の車もそうで運転席だけ革なんですよ。。偉い人が乗る後ろは本来座り心地のよいファブリックが高級なんですね。。本革お尻が滑るし。。
あと、この頃スキーにハマってましたのでトランクにキャリアを付けて5月に有給取って一人でグンマ―の谷川岳天神平にフルオープンでスキーに行った時に対向車から泥水跳ね上げられて頭から泥だらけになったのも良い思い出でございました。。この車良かったな。。ずっと乗っていたかった。。
そう、次の魔の手が迫るまで。。
2018年12月28日