ひろしの野望 NIKON F3HP購入風雲録

ひろしとカメラ

 

ひろしです。

すっかり秋めいて来ないここ南国広東省です。秋めいては来ないものの何やら景気後退の足音がひたひたと押し寄せてきているような気が島倉千代子。。

ひろしの会社の管理職連中もはっきりと口には出さないものの北京のお偉いさん方の政策には不満をお持ちのご様子。

そりゃあそうでしょう。やっとの思いで住宅ローンを組んで憧れのマイホームを手に入れたと思ったら隔離やらゼロコロナやらの影響でお客からの注文が激減して年末のボーナスにも響くとなればローンの返済やら教育資金やらに影響がでますものねえ。。

幾らボーナスを出してあげたいと思っても儲からなきゃあどうしようもないのが毎月の月次の数字を見る管理職諸君であれば言わずとも解ろうと言うもの。。いくらひろしの後頭部が光を増したとて明日への光が見れない。。困ったものです。。( ゚д゚)ウム

 

「 。。という訳なのだよ、お春や。。」

「 。。どういう訳なんだかあちきにはさっぱり分からねえでござんすが?」

「お春は人の話を聞いていなかったのかね?」

「景気が悪くて社員の皆さんが困ってるって話ざんしょ?」

「良く分かってるじゃないか?」

「それとお前さんがあちきに通販で探したとやらのキャメラアの写真を見せてるのはどうお繋がりなさるんで??」

「さあそこだ、お春や、良くお聞き

「伺いやんしょ」

「景気と言うのは実体経済も大切だがまずは気持ちの問題も大きいのだよ。有名な経済学者のゲインズ・パックンもそう言っているのだよ。」

「そりゃあドッグフードの商品名じゃありやせんかえ?」

「うむ。。間違えた。。マルクスもそう言っているのだよ。」

「全然言うとらんわこのハゲ!」

「愛しい旦那様にハゲはないだろうハゲは。。」

「全く絶倫以外に取り柄がありゃしないんだからこの安月給ハゲは。。」

「まあ、とにかくだ、ハゲと絶倫と安月給はこの際置いといてだね。。お釈迦様でも草津の湯でもこの不景気は治せないのだよ。お春のお店も最近厳しいのではないかね?」

「まあうちんところは贔屓の旦那方が多いでやんすからね。。それでもちーっとばかりここの所皆さん財布の紐が厳しいでやんすねえ。普段獺祭や久保田を飲む旦那方が月桂冠とかねえ。。」

「そうだろうそうだろう。。しかしだね、これは気分の問題でもあるのだよ。」

「そうでやんすか?」

「そうなのだよ。人間ってものはあ、明日もいい天気だと思えばついつい出かけて散財もしたくもなる。雨だと思えば家でのんびりケチケチでもするかと思うだろう?」

「まあ。。そう言えばそうでござんすね。。」

「そこでだ!」

「そこで?」

「わたしがキャメラを買う。」

「なぜに?」

「説明しよう!わたしが広州のカメラ屋にお金を落とす。そのカメラ屋は儲かったお金で車の一台も買おうって気になる。ちなみにうちの会社のお客は自動車関係が多い。そこにお金が廻る。」

「なるほど?」

「廻ったお金でお春のお店に客が来る。客が使ったお金はお春の懐に入る。つまり出したお金がそっくり戻って、なおかつキャメラがわたしの懐にも入る。これぞ大岡名裁き!使えば使うほどお金が戻るハトヤもびっくりの三段逆スライド方式!( ゚д゚)クワッ 」

「それは名案でやんす旦那様!天才ではござんせんか?」

「そうだろう!?グレートなアイデアでは無いかね?これぞマルクス資本論の極意なのだよ!( ゚д゚)クワッ」

「。。って黙って聞いてりゃ勝手なことぬかしやがって!うちんとこのお店は東莞なんだよ!どうして広州の客がこの東莞まで来るってーんだい、このうすらとんかち!!( ゚д゚)クワッ」

「お春や。。口が悪すぎるじゃないかね。。。だって広州にしかそのキャメラアが無いからさあ~それに金は天下の回転寿司って言うじゃないかね? え? 言わない?? (*’▽’)\” 」

「言いやせん!」

「まあそのカメラは、畏れ多くもかつての大日本帝国が誇る日本光學工業株式會社が生み出したフィルムカメラの最高傑作、ニコンF3様なのだよ。プロ機でありながら絞り優先AEも搭載し堅牢で使い安さに優れた名機なのだ!ちなみに中国語の発音ではニカンだ。さあリピートアフターミー!( ゚д゚)クワッ 」

「ニコンでもニカンでもミカンでも良いけどあんた様、先日もD500とか言うのをお買いなさったようだけど全然使ってないじゃござんせんか!」

「あーあれはね。。なんだかピントが合わないし200-500mmの望遠レンズ付けると重いしでぴろしの芸風に合わないのだよ。」

「ぴろしって誰のことざんす?」

「。。うむ。。まあ。。誰のことだろうねえ??」

「とにかくだ。。写真で見せたようにあれだけ綺麗なF 3の個体はもう巡り合えないかもしれないのだよ。中古品との出会いは一期一会、ナウゲットザチャンスなのだよ、名機なのだよ!

「あーた、最初にあちきと出会った時も凄い名器だ!三段だカズノコだとか一生大事にするとか言って今じゃあこの扱いじゃござんせんか!」

「節子、その名器ちゃう、名機や。。( ;∀;) 」

「やだ、あてくしとしたことが、おほほ。。」

「まあとにかくだ。。この個体は奇跡なんだよ。ご覧傷ひとつないじゃないか!30年前の個体だぞ。アンビリーバボーだよ。デスティニーなのだよ。」

 

うーんマンダム。。めっちゃ綺麗だ。。( ;∀;)

 

内部も申し分ないわ。。ビューチホー!( ;∀;)

 

「どうせ広州のインチキカメラ屋でリペイントしてるだけでしょ。。」

「これ買ってくれたらさ、お春のポートレートいっぱい撮るからさあ。。」

D500の時もそう仰ってたざんすよね?」

「まあそうは言ったがお春は野鳥じゃないじゃないか。換算750mmの焦点距離ではポートレートはちと無理があったわな、あはは。。(*’▽’)\“ 」

「あははじゃないわよ、このすっとこどっこい!」

「なんならお春用に名玉85mm F1.4を買うかしかし!( ゚д゚)クワッ

「お前さんはどこまでバカなんだい。。」

「ねえ〜買ってよ〜これでホントに今年これで最後だからさあ〜、ねえ〜買って買って!( ;∀;) 」

「いい加減におし!」

「なんだよバーカー、あほ!おたんこなす!お前の旦那はゲーハーだ!」

「お言いだね!最後以外は許せないよ!」

 

 

。。。

。。。。。

。。。。。。。

 

暫しお待ち下さい

 

。。。

。。。。。

。。。。。。。

 

 

「まあなんだね。。ケンカの後の仲直りの後に見上げる夜空って綺麗だよね、お春や。。( ;∀;) 」

「東莞で綺麗な夜空なんてあるもんかえ。。」

「そんな事ないさ、ほらご覧、北斗七星がとても綺麗だ。まるで美しいお春のようじゃないかい。そしてその横にそっと光る小さな星が私だよ。。一生君の側にいるよ。。お春には見えないのかい?(*’▽’) 」

 

 

 

キラリと輝くはご存じ北斗の拳の死兆星ではある。(*'▽')

キラリと輝くはご存じ北斗の拳の死兆星ではある。(*’▽’)

 

 

 

「。。まあ、あちきはあと100年は見るつもりがないでやんす。。」

「はっは。若いのに老眼かね?鯖サプリでも飲んだ方がいいんじゃないかね?」

「そりゃ必須脂肪酸ざんしょ。。ところでおまいさん、カメラ買うかわりにと言っちゃあなんだけどさ、あちきの知り合いにさ、面倒見の良い保険屋さんがいるんだけど今月ど〜してもあと一本生命保険契約しないと困るんだってさ。うちのお店にも良いお客紹介してくれるし、おまいさんに200万元の生命保険入って貰っていいかい?何、ただの付き合いだからさ、一年だけの掛け捨てで良いんだよ。(ΦωΦ) 」

「なんだい、そんなことかい。お安い御用だよ。」

「それとさ、カメラだけじゃあ可哀想だからさ、300リットルの防湿庫も欲しいって言ってたざんすよね?ついでと言っちゃあなんだが一緒に買っちゃあどうだい?」

「おっ!お春や!急に話がわかる女になったじゃないか! ( ;∀;) 」

「まあ防湿庫はメイドのみやg。。メイドインチャイナでやんすけどね。」

「この際どっちでもええわ!早速両方注文入れよう!お春愛してるよ」

「ええ、まああちきも一応。。キラーン(ΦωΦ)フフフ…」

「ところであなた様、散々F3とか言って実際買ったのはF3 HPってやつだけどHPってなんの意味ですの?ちょっと値段も高くなってるし。。」

「あーそりゃあハードプレイの略なのだよ。。( ゚д゚)ウム 」

※違います。

 

追伸

ニコンF3HPと防湿庫頂きますた!( ゚д゚)クワッ

 

    本日の教訓

「死んで花実が咲くものか!健康診断は早めにね!( ゚д゚)クワッ」