ひろしです。
一週間ぶりのご無沙汰でございます。歌は世に連れ世は歌に連れ。。使いまわされたフレーズに恋の花咲くこともある!見知らぬあなたと見知らぬぴろすでパンツでデート!( ゚д゚)クワッ
とまあ意味のないイントロでございましたが、中国の不動産バブルを象徴する恒大グループが破綻するかどうかで日本でも様々なニュースが流れておる事と思います。
中国に関係する産業や会社、工場で働いておられる方や、全然関係ない方、単に巨大不動産が破綻するとどうなるのか興味津々の方、日本のバブル崩壊を目の当りにしてそれと比較してみようと学問追求型の方やら色々いらっしゃることと存じます。
ひろしも現地ではてさてどうなる事やらと眺めている次第ですが実際の所どうなるかは良く分かりません。
最近の中国は資本主義の本家の西洋諸国をも凌ぐ拝金主義的資本主義が沿岸部では主流でしたが同じ金儲けでも中国の場合は純粋に市場原理で動いている訳では無いようで金儲けには必ず政治の背景があるようです。
恒大の問題もまあ不動産を作っては売り作っては売りの循環でマンション建設には資金が先に必要と言う事もあり、高い金利で民間やら社債やらで資金を調達していた事もあり、いつかは行き詰る事にはなったでしょうがいきなりこうなったのにはやはり政治の問題が絡んでいるかと思います。
あまり大きな声で言うと明後日あたりからひろしも行方不明になるやも知れずなのでアレなのですが要は現在の指導的立場にいる方が自分の権力を守るため、対立する旧勢力の資金源である不動産勢力を潰そうとしたのだろうなあと察しております。まあこれにより庶民の生活がどうなろうと産業のひとつや二つ潰れようとまずは権力死守なのは文革を見てもお察しクラブ。。(*’▽’)\”
この辺りは書こうと思うとひじょ~~~~~うに長くなりそうなので今回はすっ飛ばします。
ところで何故に中国の方が自分の家やマンションを欲しがるかと言いますとまあ結婚する際に自宅や車を持ってる事がここ20年ほど絶対条件であったことやら、マンションの値段が上がり続けて貯金金利の何十倍も儲けられるから買わなきゃ損々やらと思っていた事もあるでしょう。
しかし意外に見落としている理由もあるかと思うので今回それを書こうかと思います。
その理由とは。。
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大家さんに追い出されるのに懲りて自宅を買う!( ゚д゚)クワッ
タイトルで恒大問題に関係無いって書きましたが実は関係あるかも。。(*’▽’)\”
中国、特に沿岸部ではマンションを複数持っている方がかなりおります。当然自分が住んでる家以外は住むには必要ないです。つまり家の値段が上がったら売るために持ってる訳ですね。ちなみにひろしが最初に中国の深圳(シンセン)に来た頃に深圳の外れにある宝安(バオアン)や沙井(サージン)という工場が密集してた所は恐らく一㎡辺り2,000~3,000元くらいだったと思います。
当時そんな所に住んでるなんて言えば超田舎者扱いであった訳ですが現在の価格は最低でも1㎡50,000元を超えております。。場所によっては100,000元(170万円)なんてところもあり軽く50倍の値段がついております。。
この当時の住宅は100~200㎡が大半であったため現在ではまあ200~500万元くらいとなるでしょうか。。日本円で言えば3400~8500万円くらいではないでしょうかね。。
ところがこの家を借りた場合は家賃は2000~5000元くらいで75年間の使用権の期間中には家賃では絶対元は取れません。
つまり最初から売却目的で人に貸すのは無人だと家が傷む度合いが大きいので捨て値で貸してるようなものです。
この事から何が起こるかと言いますと。。
ジリリリーン!
「はい、ひろしです」
「あーひろし君かね?大家の王さんアル。」
「あーはいはい。家賃は3日前にいつも通り振り込んでおきましたけど。」
「あー受け取ってアル。それで今日家に居るアルか?」
「居ますが何か?」
「家買いたいって人が居るんで30分後に連れてくから家の中見せてあげるアル。」
「え”?( ;∀;) ちょっと今起きたばっかりなんですけど! 」
「男だし化粧する訳じゃないから関係無いアル。もっとも中国では女性も化粧なんかしないあるアル、ははは!じゃあ宜しくアル!」
「なんてこったい。。( ;∀;)」
。。。30分後
「ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン!」
「はい!大家の王さんで~~~~す!こちら家買いたい李さんで~~~す!こちら貧乏店子のひろしさん。ナイステューミートミー!」
「意味分からん。。( ;∀;)」
「さあ李さん、どうですかこの家!20階で眺めも良い!今は㎡30,000元だけど地下鉄が通ればすぐに50,000元になるって政府のお偉いさんも保証してるアルよ!ちなみに買いたい人があと50人いるけど李さんは朋友だから真っ先に声掛けたアル!わたしとても誠実な人間アル!」
「ひろしそんな話は初めて聞いたんだけど。。( ;∀;) 」
「この日本人はアホで中国語下手だからなんか言ってるけど李さん聞かない方が良いアルYO!HAHAHA!」
「さあどうするアルね?50人待ってるからこの場で決めるヨロシ。(ΦωΦ) 」
「アイヤ~まあしょうがないアルね。じゃあ買うよ。内装は趣味悪いから転売に差し障るから改装するアル」
「改装はいつからするアルか?」
「そうね。3日後には始めたいある。これから下の銀行で王さんにお金払うアル。」
「分かったある。という訳でひろし君。明後日までに引っ越してちょー。(*’▽’)\”」
「え”?( ;∀;) 」
「中国語分からなかったアルか?明後日までにひ・っ・こ・し・てちょーだいアル!」
「だって今月分の家賃3日前に払ったばっかしじゃん!( ;∀;) 」
「あれは返すある。あと引っ越し代も出すからさっさと出てくヨロシ!貧乏人が居座ると私の運気が下がるある!シッシ!( ;∀;) 」
。。。。。。ってな事が3回程ありました。。。日本と違い賃貸の居住権なんてものはございません。。もしかしたら有るのかも知れないけどそんなものは全く関係ございません。。
ってなわけでこの事情は恐らくひろしだけではなく借家に住んでる人は何度か遭遇してるはず。。うちの奥様もこれやられてぶち切れて高くなった時に家を買った口。まあその前に安い時に家買うのを日本のバブル崩壊を持ち出して反対してたひろしにもぶち切れてたんですけどお。。お陰様でひろしのピー以外は使えない旦那枠扱いですわ。。(*’▽’)\”
という訳でひろしも不動産に関しては個人的なうらみつらみがあり今回の恒大問題には科学的かつ文化的に興味津々であるわけなのだよ。( ゚д゚)ウム
また新展開があったら筆を執るかもと思いつつメンドクサイから執らないかもしれないがまあそこは生温かく見守って頂ければ幸いです。
2021年10月26日 ひろし記す