ひろしです。
安倍総理大臣が晩秋の北京で習近平国家主席と表面はにこやかに、しかし懐に刀を飲むヒヤヒヤの会談をされてる頃、ひろしは南国ムード漂う広東省でアイスを片手にアスファルトの粒々を呑気に撮影しておりました。。
同じ日本人として器の大きさの違いに恥じ入るばかりです。。さて相変わらずお師匠様はデジタルホニャララで英気を養っておられますが弟子たるひろしにはそんな安息は当然許されておりません。。
一歩でもお師匠様に近づけるよう、本日も頑張ります。今日のキーワードは中国のややダークな部分にスポットを当ててご紹介させていただきます。それではレッツゴー!
★人肉捜索(レン ロウ ソウ スオ)
ネットで個人を特定して追い込みをかける事です。プライバシー保護など知ったこっちゃない中国ならではの荒業です。政府役人の会議中の報道写真から机の上に置かれたタバコの銘柄を特定し、役人の給料だけでこんな高級なタバコが買えるはずが無い!汚職してるに決まってる!と一斉にツイートしまくり、ついには中央政府から腐敗役人が捜査され失脚するケースが有りました。
また似た事例で視察中の役人の腕時計が高級過ぎて汚職がばれ失脚したケースも有りました。一般庶民でも新幹線の中や、公共の場所でのひどい行為をさらされて追い込みをかけられ公開謝罪させられるのは日常茶飯事です。
これもガス抜き対策として政府は放置プレイです。ただし批判が党の中央に向かいそうな場合は例によって瞬殺です。。その速さは光の速度をも上回るとも言われております。天国におられるアインシュタイン博士も中国で相対性理論をひっくり返され、さぞかしびっくりされておられる事でしょう。。
★愛国無罪(アイ ゴウ ウー ゾイ)
「愛国の名の下には何をやっても許される」皆様もあるいは、ご記憶にあるかと思いますが2012年の尖閣諸島国有化問題で暴力デモに発展した際に流行したフレーズです。
ひろしも実際にデパートや日本料理店が破壊されたのを見ましたが、あれは完全に政府主導でした。デモの先頭を揃いのTシャツを着て煽動しておりましたが手慣れた感じから素人の技ではありません。
そもそも政府が許可しないデモは中国には有り得ないわけでして。。(有っても即鎮圧されます)。ちなみにデモに参加した女性がお店を打ち壊し気分爽快で家に帰ろうとしたら別の所に駐車していた自分の愛車(日本車)を壊され号泣していたと言うコントのような一幕も有りました。
後日中国政府はちびっとやり過ぎたのかと思ったのか、破壊行為をした参加者を片っ端から検挙して投獄し体裁を整えました。カメラで録画していたわけですね。。さすが中国政府様、やり方がえぐいです。。
ちなみに後日同僚にデモに参加した?って聞いて見ましたらあんなのに参加するのは低能のボンビーばかりだ、中国人の恥さらしだよなどと吐き捨てておりました。。
でも会社が休みになったのは良かった。。あいつらもたまには役に立つな、、とも言っておりました。。おもわずぶっ飛ばしたくなったひろしでした。。( ;∀;)
★抗日神劇(カン リー シェン ジュー)
日中戦争時に実際には逃げてばかりの八路軍が大活躍する戦争テレビドラマです。色々なバージョンが量産されております。一部良心的なものには国民党軍がちょっとだけ活躍するシーンも出てきます。
最近はネタに困ってきたのか、ハーレーに乗ってリーゼントにサングラス、革ジャンのイケメンゲリラがマシンガンをぶっ放し日本軍を蹴散らすものや、素手で日本兵を真っ二つにするカンフーの達人もの、後ろ向きに手榴弾を空に投げ戦闘機を撃墜するなど超時空要塞マクロス的な展開を見せております。
毎回悪役の日本兵が「良いではないか、悪いようにはせぬ。。」などと、捕まえたお嬢様方に色々といたずらをするシーンもねちっこく有ったりします。どうやらポルノを禁じている中国政府が、抗日ドラマに限っては許可を出してるようなので合法ポルノでは無いかとの噂がもっぱらです。
やはり同僚に見てる?と聞いたら「子供の教育に悪いから見せてない。エロシーンだけ後でまとめサイトで見てる。」と誠に教育熱心な親らしいコメントを頂きました。。最低です。。まあひろしも見てますけど。。
★我爸爸是李剛(ウオ ババ ス リ ガン)
俺の父は李剛だ! 一時期一世を風靡したと言うか中国全土に怒りを巻き起こした流行語です。元は2010年に地方政府の高級官僚のドラ息子の大学生が大学構内で高級車を飲酒運転で乗り回し女子大生2人を撥ね1人が死亡した事件です。
怒りに震えた大学生達が追い回し捕まえた所、俺の親父は高級官僚の李剛だ!何か文句があるのかと叫んだのがこの言葉です。
最後は親子ともども社会的に抹殺されたとなっている説と今ものうのうと役人を続けているとの両方の噂がありますが結末は真偽不明です。。今でも何かと類似の事件に名前部分を変えて使い回しされております。。
★「自転車に乗って笑うより、BMWに乗って泣く方がいいわ」
ちょっとセリフが長いので日本語でご紹介いたします。。 中国で大人気のお見合い番組で貧乏な自転車乗りの若い男のアプローチをうら若いお嬢様が鼻で笑って切り捨てたのがこのセリフ。。
金持ちと付き合って贅沢に人生過ごしたい!という現代中国を象徴するシーンでした。こちらも中国全土で拝金主義の風潮の象徴として大論戦を巻き起こしました。番組方針にも当局から指導が入り現在ではだいぶトーンダウンしてつまらない番組になりました。。残念。。
★泡沫経済(パオ モー ジン ジー)
バブル経済です。。中国でも相当バブル崩壊を警戒しておりますが、日本と違いまして土地は国有で有り、販売価格は政府主導になっております。高すぎるマンション価格で売れず資金繰りのため、不動産屋も値段を下げて売りたいのですが、どっこい政府が許しません。
政府としては不動産屋の千軒や二千軒潰れた所で痛くも痒くもないのです。昨今、不動産屋の数が少し減ってきた感じです。。近い将来に見られるであろう、日本とはだいぶ違うバブル崩壊対策のとんでも解決方法をぜひこの目で見たいものです。。その時は。。ひろしも道連れ?
★一平方米(イー ピン ファン ミー)
中国の土地・マンションの値段は日本の坪(3.3㎡)と違い一㎡で表示されております。現在広東省の第一級都市である深圳市(シンセン)ではだいたい日本円換算で1㎡が85万~170万円くらいです。。
えーと、坪に換算いたしますと。。280万~510万円ですか。。給与は日本のおよそ1/3ですので給与換算にしますと体感数値では。。840万~1530万ですね。。
一坪ですよ!!?? ちなみに大体150㎡のマンションが主流ですので。。えーと。。まあ12億超えですね。。ちなみにちょっと都市を離れても既に坪210~300万円はざらです。
田舎では給与は当然もっと低くなるので厳しさ感はマシマシ。。ひろしのお給料では玄関も買えません。。でも飛ぶように売れてる所もあるんだよな。。どうなってんのこの国?
。。ちなみに住宅価格事情に関しては中国全土だいたい似たり寄ったりです。( ;∀;)
まあ本日のご紹介はこんな所でご容赦下さいませませ。。それに付けてもお師匠様のカムバックが待たれる所でございます。。( ;∀;)