「さてと。。荷物はこんなものかな。。」
「おまえ様、旅の支度は終わりましたの?」
「ああ、こんなもんだろう。。」
「皿洗いと洗濯とアイロン掛けと掃除も終わりですの?」
「ああ、そんなものはとっくに終わらせてるよ。」
「あら、ほんと。。」
「さてと。。王さんの車が迎えに来るまであと4時間くらいか。。思ったより遅くなってしまったな。」
「ほんに。。もう夜更けの壱時でござんすね。。」
「ひと眠りするがいいか、このままブログでも書くがいいか。。」
「おまえ様、ぶろぐたあ、なんでござんすかね?」
「いやいや、こっちの話だよ、お春。ハハハ。。」
「そういやあ、いつも夜中にこそこそなさっておいででやんすね?」
「なんでもないのだよ、お春や。会社関係の資料のことだよ。。」
「そうでやんすか」
「うむ、そうなのだよ。億で秒の金を動かす私には必要な資料なのだよ。」
「おまえ様は機械のボタン押してるだけじゃあござんせんか。それはそうと壱か月のあいだ、おまえ様まさか悪いことはなさりはしますまいね?」
「悪い事ってなんだね?」
「あちらのお若いお嬢様とランデブーをなさるとかですよ。」
「今日も良い天気だね。。(*’▽’)(*’▽’) 」
「まだお月さまが出ておりますがね。。」
「そんなに心配ならこの4時間を有効活用してもいいんだがね」
「まっ!おまえ様ったら。。」
「賢者になって出発すればお春も安心だろう。(*’▽’) 」
「なに言ってんだい!このスケベじじい!次の日にゃ、もうバカに戻ってんじゃないかい!」
「ははは、そんなことは無いよ。。(*’▽’) 」
「まったく。。こんな男に捕まっちまうなんて、この振袖おこんも男を見る目が無かったねえ。。」
「なんだい、その振袖なんとかって。。?」
「いや、こっちの話でござんすよ。。全くまだ髪の毛がある頃はもうちっとましな男だと思っておりやしたが。。」
「そうは言ってもお春から口説いて来たんじゃないかね?」
「あれは!麻雀で負けたらランデブーするって話だっただけじゃないかえ。。」
「その麻雀でわざと負けたって一緒に打ったお春の妹分の銀子ちゃんから聞いたけど。」
「なっ!何を証拠に。。」
「いや、ひろしさんから決して上がるんじゃあないよ、ひろしさんがリーチを掛けたら油っこい所をすかさず切るんだよってお春お姐さんにきつく言われたって言っておったがね?」
「あのバカ娘、余計なことをペラペラと。。」
「お春だって私の白、中と二鳴きしたミエミエの大三元に勝負!とか言って緑発を振り込んだじゃないかね?」
「。。おまえ様?」
「なんだい?」
「そのこと、他の人に話しちゃーいないだろうね?」
「いや、話してないが。。」
「あちきの友人やあ親戚にはおまえ様があちきを口説きに口説いて、あちきぁ、その情にほだされて一緒になったと言っているんだ。」
「おや、そうなのかね。ははは」
「はははじゃあないよ!いいかい、おまえ様、そのこと他に漏らしたら。。」
「漏らしたら?」
「最後の一本まで髪の毛毟って二度とお天道様の下を歩けなくさせてやるからそうお思い!」
「喋りませんよ、喋りやーしませんがね。。はっはっはっ。(*’▽’) 」
「喋らないがどうなさった?」
「まあ、それなりの見返りと言うものがあろうってもんじゃないかね?(*’▽’) 」
「なんだい、見返りって。。?もしやあこんな時間から。。やだよおまえ様。。朝起きれないじゃないかい。。(//∇//)」
「いや、イルカちゃんのぬいぐるみ。。(*’▽’) 」ドスッ!ボゴッ!xdふぇdkfdfhじぇ!
「。。。。お春や、夜も明けたようだ。。そろそろ行ってくるよ。。( ;∀;) 」
「二度と戻って来るんじゃないよ!このスカポンタン!戻ったら塩撒いてやるからそう思いな!」
「じゃあ行ってくるよ、はっはっは。。( ;∀;) 」
ようやく旅立ちの朝がやって来た。。杉作、日本の夜明けはもう近い。。以上、鞍馬天狗旅立ち旅情編でした。。( ;∀;)
続く。。のかな??